漢検過去問の活用の仕方

都内の最難関中学合格を目指している長男は、漢字の先取り学習も兼ねて毎回「漢字検定(漢検)」にチャレンジしています。
漢検は年に3回実施されており、長男は小1のときに10級からスタートし、今では8級をクリア。今回は**7級(小4修了程度)**に挑戦中です。
試験まであと20日ほどとなり、毎回のルーティン通り、過去問演習に入りました。
この記事では、わが家で実践している**「漢検の過去問活用法」**をご紹介します。
📚 過去問に入る前に|基礎の学習はしっかりと
過去問の話に入る前に、大切なポイントが1つ。
**「過去問に入る前に、受験級の学習がある程度終わっていること」**が前提になります。
漢検で不合格になる一番の理由は、やはり学習量不足。
学校で習っている範囲の級であればそこまで心配はいりませんが、学年より上の級に挑戦する場合は、計画的な先取り学習が不可欠です。
(※先取り学習の進め方については、また別の記事で詳しく紹介しますね。)

🗓 わが家のタイミングは「試験20日前」から
漢検の過去問は、試験の約20日前からスタートするのが、わが家の定番スタイルです。
特に小学校低学年では、問題形式や出題傾向に慣れることが合格へのカギ。
「どんな問題が出るのか?」
「どういうパターンで間違えるのか?」
こうしたことを余裕をもって確認できる期間として、20日前くらいがちょうどよいと感じています。
もちろん、早くやりすぎると忘れてしまうリスクもあるので、お子さんの学習ペースや生活スケジュールに合わせて微調整してみてください。
🔁 過去問は回数をこなして慣れることが大事
過去問に取り組む際のポイントは、とにかく回数をこなすことです。
経験的に、過去問を重ねれば重ねるほど点数は安定していきます。
わが家では、漢検のテキストにある13回分の過去問+公式サイトに掲載されている1回分=計14回を解いてから本番に臨んでいます。
「そんなにやらなくても…」と思ったこともありますが、実際ギリギリで合格した回もあったので、やっぱり繰り返しは大事。
目安としては、最低10回は取り組むつもりで20日間を確保しておくと安心です。
✏️ 解きっぱなしにしない!間違い直しが合格への近道
過去問の最大の効果を引き出すには、**「解き直し」**が欠かせません。
漢検では、級ごとによく出る漢字や問題パターンが決まっているので、
一度間違えた問題をできるようにすること=合格に直結します。
わが家のルーティンは以下の通り:
- 過去問を解く
- 丸つけして点数を出す
- 間違いをしっかり直す
このサイクルを繰り返すことが、確実な得点力につながっています。
📝 まとめ|低学年のうちに語彙力の土台をつくる
今回は、わが家の**漢字検定対策(過去問活用法)**をご紹介しました。
毎回この方法でしっかり合格を重ねてきており、語彙力アップや語句理解にも大きく役立っています。
中学受験では、国語の読解だけでなく、算数の文章題や理科・社会の語句理解にも漢字の知識が求められます。
でも高学年になると、どうしても漢字の学習に割ける時間が少なくなるもの。
だからこそ、低学年のうちから無理のない範囲で少しずつ先取りしておくことが、のちのちの大きな助けになります。
みなさんもぜひ、ご家庭でのペースで漢検にチャレンジしてみてください!