2学年上の級も受かる!漢字検定の勉強方法
ゆくゆくは中学受験を目指していきたい小学校低学年の子の学習でおすすめなのは漢字検定です。
漢検を学習して級を取得していくとたくさんのメリットがあります。
うちの子も小学校1年生で初めて漢検10級を受け、そのまま9級、8級を1年間で3つの級に合格しました。
8級は小学3年生相当の漢字なので2学年上の漢字検定に受かったということになります。
この記事ではそんな自分の学年より上の級にも合格できる、実際に長男がやっていた勉強方法についてまとめました。
漢検準備のスタートは日程把握から
勉強を始める前にまずは漢検のスケジュールを確認しておきましょう。
漢検は基本的には年3回の実施で6月・10月・2月に行われています。
学校や学習塾などで行われる準会場での試験や時期が異なる場合がありますので詳しくは漢検のサイトでご確認ください。
長男の場合、受験日から逆算して約3か月前ぐらいから準備を始めていきました。
特に上の学年の級を受ける場合はまだ習っていない感じが多く含まれているのでしっかりと準備期間を設けてあげてください。
スケジュールが確認出来たら実際に教材などを使いながら勉強を始めましょう。
1か月半ぐらいまで
試験日から1か月半ぐらい前までは受ける級のテキストを使って一通り勉強します。
漢検のテキストは数種類くらい本屋さんで売っていますが、長男はいつも漢字検定ステップを使っています。
いちまるシリーズの方がポップで低学年のお子さんには合っているかもしれませんが、出題漢字の順番や問題構成からステップの方を選んでいます。
ただ内容に大きな差はないため子どもの取り組みやすい方で問題ありません。
実施上でのポイントはとにかく1冊やり切ることです。
漢字検定の勉強でのよくある失敗はテキストを最後まで終わらせることが出来ず中途半端になってしまうことです。
学年より上の級を受ける場合は致命的です。
スケジュールに余裕を持って1冊しっかりとやり切ってください。
20日前ぐらいまで
テキストを1冊やり切ったら試験日の20日前ぐらいまでは苦手な漢字や問題形式を特訓してください。
漢検には読み書きの他にも部首や送り仮名、同音異義語、級が上がってくると類義語対義語や四字熟語なども出てきます。
漢字そのものが書けていない場合もあれば問題によって出来ていないということもあると思うので、そこを特定して復習しましょう。
長男の場合は同音異義語で漢字の使い分けが出来なかったので手書きで問題を作ったりして確認していきました。
市販教材でも分野別の対策問題集が出ているのでそれらを活用するのもおすすめです。
過去問で合格点を目指す
テキスト1冊と苦手分野の復習が終わったらあとは試験日までに過去問をやって合格点を目指しましょう。
ここまでしっかりと勉強をして来れば過去問でも合格点が取れると思いきや、最初の数回はかなり点数が低くなることがあります。
でもそれはよくあることです。
単純に問題形式に慣れていなかったり、通してやることに慣れていないことが影響してきます。
数回は点数が低くても焦らずに間違えたところをよく確認しておきましょう。
問題形式などに慣れてくれば合格点日近づいてきます。
過去問をやって間違えた問題はもう一度書かせたり、間違い直しノートなどにまとめて定期的に振り返ると点数はグングン伸びていきます。
低学年から漢検にチャレンジして漢字・語彙力を伸ばそう
漢検合格のコツは簡単に言ってしまえば準備期間をしっかり取れるかどうかです。
準備期間を確保して漢検のテキストや過去問をしっかりやり切れば準2級ぐらいまでは問題なく取れます。
失敗の原因の多くは準備時間不足やテキストをやり切っていないこと。
それさえ気を付けられれば合格の可能性はグッと高くなりますので、しっかりと計画を立てて挑戦してみてください。
最難関中学合格を目指すわが家では、
- 小1で10級~8級
- 小2で7級~5級
- 小3で4級~3級
を目安に考えています。
今のところ小1で順調に進められているので対策の仕方としては悪くないと思います。
漢検に向けて学習することで漢字だけではなく中学受験に向けて必要な力がついていきますので、中学受験勉強の一部に組み込むことをおすすめします。