小学校の低学年で模試を受けさせるメリット

最難関中学校を目指す長男は1年生のうちに全国統一小学生テスト、日能研の全国テストと2つの模試を受けました。
小学校低学年のうちに模試を受けさせる必要があるの?という疑問もよく聞きますが、低学年のうちに模試を経験することで得られるメリットはたくさんあると考えています。今回は、その代表的なメリットをわかりやすくご紹介します。
1. テストの雰囲気に慣れる
模試では、実際のテストと同じように時間内に問題を解き、マークシートに記入するなどの一連の流れを体験できます。これは、将来的に受験や学校でのテストに臨む際に、必要以上に緊張しないための大きな助けになります。
長男は小学校受験のときから定期的に模試を受け、小学生になってからも模試や漢検を継続的に受検しています。
正直すでに抵抗感なく模試に向かえているので、テスト慣れといった意味では十分に効果はあったかと考えています。
慣れすぎるのもアレですが…。
2. 自分の得意・苦手を知る
模試の結果から、お子さんがどの教科・単元が得意で、どこに苦手意識があるかを客観的に知ることができます。得意分野はさらに伸ばし、苦手分野は早いうちに克服することで、バランスの取れた学力を身につけることができます。
できれば低学年のうちは特定の科目や単元に苦手を作らずに進めてあげた方がいいです。
そういった意味でも客観的に成績を見ることで苦手意識が芽生える前に克服に動くことが可能です。
長男は意外と計算問題の間違いが多く見受けられたので、家で取り組むテキストを計算重視のものに変更したりしました。
3. 学習意欲がアップする
模試では、点数や順位が出ます。これが「もっと頑張りたい!」という気持ちを引き出すきっかけになることもあります。達成感や競争心がやる気につながるのです。
ゴールが見えないまま勉強を進めるのはつらいものがあります。
模試の結果や目標達成といったわかりやすい指標があるとモチベーションの維持や勉強の動機付けにもつなげていくことが可能です。
4. 保護者も学力の把握がしやすい
模試の成績表には、分野別の正答率や平均点など、詳細な情報が掲載されます。これにより、家庭学習の方針を立てる際の大きな手助けになります。
5. 中学受験への第一歩として
将来的に中学受験を検討しているご家庭にとっては、模試の受験はその準備の一環になります。早めに模試に触れておくことで、学習習慣がつき、受験に向けた意識も自然と育ちます。
6. 時間管理と集中力のトレーニングに
限られた時間で問題を解く経験を通して、お子さんの時間感覚や集中力も養われます。これは、学校生活全体にも良い影響を与える要素です。
家だとどうしてもダラダラと問題を解いてしまったり、早く丁寧にやるという意識がなかなか育ちません。
ですが模試となれば制限時間があり、周りの子が一生懸命解き進めていることを感じられます。
こういった経験を多く積んでおくことは今後の中学受験にもつながりますね。
まとめ
無理せず、楽しく模試を活用しよう低学年のうちから模試を受けることには、多くのメリットがあります。ただし、無理に受けさせたり、結果に一喜一憂しすぎることは避けたいものです。大切なのは、お子さんのペースを尊重し、模試を通じて「学ぶって楽しい!」という気持ちを育てていくことです。
模試をきっかけに、お子さんがより前向きに学習と向き合えるようになるといいですね。