漢検の勉強は語彙力UPへ続く
先日の漢検10級の合格を経て9級の学習に進んでいる長男ですが、立ちはだかるのは初めて見る漢字ではなく、それらを使った熟語…つまり語彙である。
小学校低学年のうちは語彙と計算が大事というのは私の持論ですが、漢検の教材をしっかりこなしていくことがいい語彙のトレーニングになっています。
聞いたことはあるけど意味は分からない言葉たち
例えば直近で出てきた言葉だと
「秋分の日」「正方形」「お月見」など。
普段の会話の中ではもちろん出てきたことがあり、長男自身も聞いたことはあるよという言葉ですが、実際に意味を聞かれると…???
意味が分からないと漢字が当てはまりません。
週分の日って書いたり、正方計としてしまったり…。
言葉の意味と漢字の意味をつなぎ合わせて正しい漢字で書くということがまだまだ難しいですね。
語彙力強化だと思って言葉の意味と漢字の意味を教える
これをどうにかするのは我々親の仕事。
言葉の意味と漢字の意味をどんどんインプットさせていきます。
正方形ってどんな形⇒真四角!
そう、ってことは形を表すから使う漢字は「形」の方だよね。
ちなみに「計」は計算したり計ったりするときに使うよ。
ちなみにこれは何ていう形(長方形を書いてあげて)⇒長四角!
そう、ってことは使う漢字は「長方形」だよ。
なんてやり取りをしてみたり、
秋分の日っていつ?(カレンダーをめくらせながら)⇒ここ!
あった?9月?9月って季節何?⇒秋!
だから使う漢字は「秋」だよ。
ちなみに春にも同じような日があったよね?⇒(カレンダー見ながら)春分の日!
これは3月だから「春」の漢字使ってるね。
春分の日と秋分の日ってどんな日?以下省略(夏至と冬至、日の長さの説明まで)
このちょっとした流れだけでもしっかり語彙力を付けていくことが出来そうじゃないですか?
今はまだ取っ掛かりだけで、実際にその日が来たら改めて確認してあげれば子どもたちは言葉をどんどん習得できます。
語彙の獲得は意図的に
よく語彙を獲得するには本を読むことをすすめられますが、本って基本的には一人で読むものなのでこちらはあまり確認できません。
わからない言葉を聞いたり調べたりできる子はそれでもいいかもしれませんが、多くの子どもは多少知らない言葉があってもそのまま流してしまいます。
語彙を獲得するには意図的に会話していくかこのような勉強の時間を通じて語彙を派生させていくのがおすすめです。
学年が上がっていくと一緒に勉強することも難しくなってくるので低学年の今のうちになるべく多くの語彙を獲得できると今後につながっていきます。
早いうちから漢検に取り組ませるメリットはここにもありますね!